ゾミン醸造所 - 絵のように美しいウズベキスタン最大の醸造所
ウズベキスタン最大の醸造所であるゾミン醸造所が年初に操業を開始した。年間生産能力は28万ヘクトリットルで国内最大級の醸造所である。ゾミン醸造所にはジーマン・ホルブリエカ社の革新的なプラント技術が導入され、同社はプロセスエリアのターンキーハンドリングも担当した。
150年以上の歴史を持つ名門企業、トシュケントヴィノ・コムビナティは、醸造所の建設によってさらなる多角化を図った。もともとタシケントでワイナリーとして設立された同社は、現在、4つのワイン・スピリッツ工場、12のワイナリー、ガラス工場、醸造所を擁している。醸造所の建設は、ビール市場における有望な機会に基づいて決定された。
ゾミン - 可能性に満ちたサイト
ゾミン醸造所は、ウズベキスタン南東部のゾミン地方に意図的に建設された。ゾミン国立公園は、そのユニークな動植物で観光客や地元の人々を魅了している。絵のように美しい風景と、サマルカンドとタシケントを結ぶ観光ルート上に位置するゾミンは、醸造所にとって理想的な場所である。
ゾミン社では、革新的な醸造技術に頼っている。目標は、「高重量」のないドイツ式オールモルトビールを造ること。これを達成するために、グリストミル、攪拌機付きマッシュタン、ロータータン、内部ボイラー、ホットトラブ分離用の試行錯誤を重ねたワールプールなどの最新鋭の設備が使用された。この醸造所では、110ヘクトリットルの熱麦汁で1日最大12種類の醸造が可能である。
物流上の課題にもかかわらず、導入に成功
ゾミン醸造所の建設は、大規模な準備の後、2018年半ばに始まった。ウズベキスタンと近隣諸国には海港がないため、すべての部品と資材を約3,000kmにわたって陸路で輸送しなければならなかった。このような物流上の困難にもかかわらず、醸造所は2018年12月15日に無事試運転を終えた。すでに2018.12.27には正式な落成式が行われ、その中でゾミン・ピルスナーが披露された。